ウルトと佐藤自動車工業様

ウルトと佐藤自動車工業様

2021年7月に実施した“オンライン注文限定 ツールワゴン プレゼントキャンペーン”。今回は当選された有限会社 佐藤自動車工業、佐藤光弘社長(以下、佐藤様)へ商品をお届けに伺うと共に、弊社と取引を始めたきっかけや使用感、ウルトに持たれている印象、お店のことなどを伺いました。

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ウルトと佐藤自動車工業様

弊社とのお付き合いが15年以上となる佐藤自動車工業は佐藤様のお父様が1975年に設立され今年で46年となる老舗整備工場です。2011年に代替わりされ、現在はメカニック2名体制で国産車はもちろん輸入車やトラック等の商用車までと幅広く取扱われており、訪問当日も多数の車両が整備待ちの状態でストックされ、その光景だけでもお客様と築いてきた信頼と確かな実績を垣間見ることができました。

佐藤様自身、メカニック歴23年のマイスターとして現在も日々ピットに入られており、様々な製品を使用し、その良し悪しを実感されてきた中で、ウルトを推して頂いてるのはなぜでしょうか。

きっかけは宮城県内で一番の腕利きと言われ、日頃から交流のある整備工場でウルト製品が使用されており、佐藤様曰く「そこが使っているなら間違いないな」と感じ、先の整備工場からの紹介もあり取引が始まったとのこと。現在はケミカル系や工具の他にエンジンオイルからLEDライトなどの作業に欠かせないアイテムまで、ウルト製品でほとんどの作業ができてしまうほどのフルスペックで揃えて頂いており、「もちろんいいですよ!使用していて大きなトラブルも起きたことありませんし。他社さんより全然いい!」と嬉しいお言葉を頂きました。

デザインがモチベーションを高める

今回のインタビュー中、佐藤様が特にお話しされていたこと、それはドイツブランドであるウルトの“デザイン性”でした。それは取引を開始された直後から感じていたそうで「デザイン性がやっぱりいいですよね!気に入っています。昔から」と、ウルトで以前販売していたメカニックスーツ(ツナギ)を見せて頂きました。確かにかっこいい。「着るとまたかっこいいんですよ。あまりにもかっこよくて普段着れないけど(笑)。もう宝物ですね」。さらには「版権や、販売店の権利があれば自分でも作って売りたいくらい」とこちらが想像していた以上のお言葉を頂きました。

ここまでデザイン性に注目されているのには、佐藤様自身メカニックとしてのパブリックイメージに疑問や改善点があると考えられており、「ウルトさんに期待するのは、日本のこういうブルーカラーのイメージって若干気合の入ったというか、怖かったり、汚いとかのイメージが未だにあるじゃないですか。そういうのとは世界観が違うと思うんですよ、ウルトさんの取扱っている商品って。カタログを見ていても、おしゃれに仕事しようというモチベーションになるんですよ。実際、自分自身そういう感じになっているので気に入っているんです」。加えて「WÜRTH MODYFのカタログ見ると、まぁモデルが海外の方だからかっこよく見えるのかもしれないけど、やっぱり同じブルーカラーでもここまで違うものかと思ってしまいますね。本来だったらメカニックはこれくらいしないと」ともお話しされていました。

佐藤様のご指摘されている、社会が持つメカニックのパブリックイメージからの脱却に、私たちが現在取り組んでいる「デザイン」の方向性が一致したのは、かなり興味深いことでした。

これからのクルマと価値観

さらにこれからの時代も見据えて、「なんと言うか、もうそういう時代じゃないですか。個性というんでしょうか、自分の気に入ったものだったら、世界中どこからでも手に入れられるような。電気自動車とかは足車として必要となるでしょうけど、個人としては趣味性の高いものを取り扱っていきたいですよね」。その後も希少車や日本には正規輸入されていないクルマの話で盛り上がり、最後に「こういう価値が高いものや、今後高まりそうなものに対して、ウルトさんがフォーカスしてもらえると有難いし、期待しています」と終始笑顔でいられるようなインタビューにお応え頂きました

終わりに

ウルトとのお付き合いが15年以上となる佐藤様。「インタビューなんて、特別話すことないよ(笑)」と当初はおっしゃっていましたが、結果的には1時間弱もお話し頂きました。一見、職人肌で技術一筋の方かと思っていましたが(失礼しました!)、業界のことや将来の展望などを広い視野で検討されていること、ピット内の整備・清掃が行き届いていること、そして、接客スペースがちょっとしたアメリカンスタイルでとてもおしゃれ!常に新しい“価値”を探索し続ける姿勢は私自身、学ぶことが多い訪問でした。また機会があれば伺います!ありがとうございました。