本当の家づくりの楽しさを
~パッシブハウスとウルト建築製品の親和性~

本当の家づくりの楽しさを <br>~パッシブハウスとウルト建築製品の親和性~

今回訪れたのは近畿エリアでも数少ないパッシブハウス認定を目指した住宅で、弊社の可変調湿気密シート『ウートップ® SDヴァリオ ツヴァイ』、高耐久透湿防水シートの『ウートップ® ハイムシールド』、『ウートップ® ハイムシールド ルーフ』の使用に加え、全室一括管理が可能な空調設備を採用し、快適性に加え省エネ性能が非常に高いのが特徴です。

パッシブハウスとは、ドイツ発の世界基準で建てられた、住み心地の良さを追求した省エネ住宅のことで、世界的に見ても厳しい基準であり、日本の一般的な新築住宅よりも2~3倍ほど高い断熱性能が求められています。

この住宅の設計・施工を手がけたのはアティックワークス株式会社の北川貴久代表取締役(以下、北川氏)であり、彼は一級建築士として大阪府東大阪市で設計事務所を営みながら、自らも新築住宅の施工まで行う気鋭の設計士です。お父様の仕事柄、幼少期より建築現場に足を運ぶ機会があったそうで、物心ついた頃から設計士になることを意識していたとのことです。

アテックスワークス

『目に見えない部分』へのこだわり

これまでに弊社製品を使用した住宅を6棟建築されているとのこと。北川氏は「高気密・高断熱住宅の重要性が注目され始めた頃はウルト製品を使用している業者は少なかったのですが、最近は“高機能住宅といったらウルト”という程スタンダードになっているのではないでしょうか。最近は多くの業者が情報公開をしているので業界でも高気密高断熱の理念が定着してきています」と業界のトレンドが確実に変化しているのは、これから住宅の購入を検討している方には朗報なのではないでしょうか。

またウルト製品を選ばれる理由については「それぞれの製品が高い性能を発揮し、また作業性の良さからウルト製品を選ぶようになりました。特にルーフィングシートは他社製品と比較をした際に、改めてウルト製品の良さが分かりましたね。当然、完成後のトラブルを防ぐためにより良い製品を使用することは常に心掛けており、ウルト製品は安心感につながります」と高評価を頂きました。

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また特にシート類以外にも重要な部分には粘着シーリングテープの『ユラソール®』、窓枠周りに使用する弾性発泡ウレタン剤『ピュアロジック フレックス』、外壁の板材の貼り合わせには全て弊社の『ASSY®』ビスが用いられるなど、随所で弊社製品が活躍しているのが印象的でした。

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家づくりを本当に楽しんでほしいから

続けて北川氏から「施主の方々も断熱や防水性を意識される方はウルト製品を知っていたり、指定を受けたりもします。やはり生涯で一番高い買い物ですから、いろいろと調べられてから相談にいらっしゃる傾向です。それくらい断熱というものが当然のようになっていますね。予算の関係で断熱性能を落とそうとすると止められますもん」と発注側の意識の変化に触れながらも、設計士として少し心配している部分もあるという。

「家づくりのおもしろさって部屋のレイアウトや使用素材の選定など“自分の好みを追求する”ところにあると思っています。断熱や工法などの基本的な部分は建てる側で工夫し、新しい技術などを取り入れていかなければいけないですね」

「パッシブハウスのような住環境をスタンダードにしないと、その楽しさの部分には気が回らなくなってしまいます。設計士としても寂しいですよね。」

施主の方と直接お話しし、レイアウトを作る設計士の顔と、実際に素材選びから始まり、ネジの1本1本の打ち付けまでする職人の顔を持つ北川氏。施主の方がどれだけ不安な気持ちで相談に来ているか、痛い程分かるのでしょう。そんな中で本来的な『家づくりの楽しさ』を伝えられるのは、建築を希望する方にはどれほど安心感につながることか。

弊社の製品がその一躍を担えるのは誇らしく、今後もお客様に支持されるよう、努めていきたいと心が引き締まる思いでした。


取材協力

アティックワークス株式会社 https://atikworks.com/


ウルトジャパン株式会社 建築事業部 特設サイト

https://www.wuerth.co.jp/jp/wuerth/wuerthjapan/division/construction/startpage.php