未来の建築家たちが提案する『小規模木材乾燥庫』

未来の建築家たちが提案する『小規模木材乾燥庫』
岐阜森林アカデミー

辻先生の後ろ姿

今回見学に伺ったのは、岐阜にある森林アカデミー。豊かな自然に囲まれた岐阜県の中心部に位置し、森林科学と環境保護の最前線で活動されている教育機関です。

岐阜森林アカデミーは、持続可能な森林管理と環境保護のリーダーを育成することを使命とし、理論と実践を融合させた包括的なカリキュラムを通じて、学生のみなさまに木材、林業、建築など必要な知識とスキルを提供されています。

「明らかに質がよさそう!」学生さんたちからも感想いただいた、 ウルトのサーモファサード

未来の建築家たちが提案する『小規模木材乾燥庫』のプレゼンを拝聴しました。

岐阜森林アカデミー

クラスの様子

広葉樹を活用した持続可能な乾燥システムは、自然エネルギーをうまく取り入れ、環境にも優しいアプローチを実現。次世代の建築にふさわしい3つのコンセプト「普及性」「パッシブ」「楽」を柱に、予算と利便性を両立させた素晴らしい設計です。ローコストなポリカーボネート板を使用し、太陽光エネルギーで集熱、また、IoTを使って乾燥具合や木材温度をモニタリングするなど、あちこちに電気を使わず、自然に木材を乾燥する工夫がされています。ウルトからは今回サーモファサードを提供、実験の経過をご共有いただきます。

これからの建築にとって自然との共存がますます重要になっていくことを実感した一日でした。

岐阜森林アカデミー:https://www.forest.ac.jp/